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【保健学】分娩介助基本スキルのセルフラーニング教材

分娩介助基本スキルのセルフラーニング教材

この教材を作成された先生をご紹介します。

  • 代表者:島田 啓子(医薬保健研究域保健学系 教授)

教材作成にご協力いただいた先生方をご紹介します。

  • 田淵 紀子 (医薬保健研究域保健学系 教授)
  • 亀田 幸枝 (医薬保健研究域保健学系 准教授)
  • 鏡 真美 (医薬保健研究域保健学系 助教)
  • 古田 ひろみ (金沢大学附属病院看護部 師長)
  • 間島 佳世乃 (金沢大学附属病院看護部 助産師)
  • 前田 美幸 (金沢大学附属病院看護部 助産師)
  • 前田 咲子 (金沢大学附属病院看護部 助産師)

Q1. この教材を実際に利用してる授業名とコマ数は?

授業名は「助産実践・応用学」と「助産学実習」です。
コマ数は「講義:2コマ」と、助産学実習(随時)です。

Q2. この教材を利用するにあたっての工夫は?

学生は遠隔地にある病院で実習するため、学外からでもアカンサスポータルの学習管理システム(ウェブクラス)にアクセスすることで教材を利用できるようにしました。また、新人助産師として勤務している本学卒業生も利用できるようにしました。映像内容がセクシュアリティに関連しているため、利用者を制限する必要がありました。

Q3. 授業で利用した効果や学生の様子は?

実習前の準備学習として利用し、役にたったという意見を得ています。また、実習期間中、分娩介助シミュレーターを使用し技術の自己練習を行う際にも有効でした。

教材を見ながら実技演習している様子

Q4. この教材の反省点や課題は?

分娩介助シミュレーターの機能にも限界があるため、基本的スキルとしてリアルに表現できないシーンがあったり、助産師モデルの技術そのものに若干の課題がみられました。今後、熟練の助産師モデルを用いて技術レベルをアップした映像にすること、必須のスキル項目(例:新生児蘇生法)の教材作成などが課題であると考えています。また、実習施設の指導者にICT教材を視聴してもらい、内容等への意見を頂きます。

Q5. ICT活用教育への今後の抱負は?

ICT教材は、情報を正確かつ効果的に伝えることができ、視覚的映像により繰り返えし学習することでイメージトレーニングの効果を狙えます。助産は学内での講義・演習で学んだ基礎知識を土台にして、臨地で遭遇するさまざまな状況に対応しながら実践を通して修得していくものです。まずは、基本的な技術の修得に活用し、様々な状況設定にも対応できるようバリエーションを増やし、セルフラーニングへの意識づけや学習への楽しみを支援したいと考えています。また、臨地と協働して教材開発を行うことにより、教育方法や内容に対する情報交換や情報共有ができ、学生への教育体制をより強化したいと思います。

Q6. 教材の再利用計画として、学類内・専攻内への利用促進活動について

今回作成した教材は、分娩介助といった助産分野特有の内容となっています。産婦・新生児の母性看護の学習に利用できることを周知します。

――お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。