教材内容のご紹介

教材内容のご紹介

2015年度に作成した教材の内容をご紹介します。

能登・加賀を中心とした里山の自然の恵みと人々の暮らし:恵みの受益と負担の空間分布を可視化するツールの開発【英語教材】

教材の画面イメージ

27_6_01 27_6_02

作成代表者 香坂 玲(地域創造学類)
作成協力者 内山愉太(人間社会研究域 人間科学系 博士研究員)
受講対象者 環境学習・市民活動、環境教育論、環境コミュニケーション特論、環境教育特論 受講者数:70~150名
教材の概要 能登地域は、世界農業遺産指定地域であり、加賀地域にも豊富な農産品の産出をはじめとした豊かな自然の恵みが存在する。広域地域マネジメントにおいては、地域の状態を科学的に理解し、他地域と比較した特徴を把握したうえで、自地域の可能性を伸ばしつつ、問題点を解決することが求められている。そのような地域の環境の理解と比較分析においては、GIS等の空間情報処理ツールが有用である。本教材では、世界における能登・加賀の位置付けを理解することが可能な分析手法や、そのような分背結果の可視化手法および可視化の意義等について理解を深めることを目的としており、本学の全球的視座と己の立ち位置を知るというSGUの教育理念の進展にも貢献する。また、環境情報の可視化をめぐる議論では、学習者相互の学習活動を活発化させることが期待でき、アクティブ・ラーニングを浸透させるうえでも有用である。
支援内容 作成費用
教材の完成度 教材において活用する統計データの購入および英語校正依頼について、ICT教育推進室より費用のご支援を頂いたことによって、地理情報システムを利用した可視化ツールの導入および応用に関して、当初計画よりも高い完成度の教材を作成することができました。
感想など 教材において利用した統計データを用いることによって、教材利用者に具体的な方法論とその結果を提示することができ、同データは非常に有用でした。また、丁寧な英語校正を実施できたため、留学生や、国際的交流等の活動を行う学生にも貴重な教材となっていると考えられます。そのため、教材作成における費用の支援は、教材の完成度を高めることに大いに貢献して頂いたと思います。