教材内容のご紹介

教材内容のご紹介

2015年度に作成した教材の内容をご紹介します。

周手術期看護・術後のアセスメントのポイントと必要な看護技術

教材の画面イメージ

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写真等による実際の看護現場の説明と、ケーススタディ動画による実技指導

作成代表者 臺 美佐子(医薬保健研究域 保健学系)
作成協力者 松本 勝, 大桑 麻由美, 附属病院看護部:越野 みち子, 津田 恭子
受講対象者 成人看護技術演習(必須)看護学専攻 80人
教材の概要

手術療法を受ける患者は、手術侵襲が大きいことから心身の変化が著しい。特に手術後の状態のアセスメントは重要であり、異常の早期発見と術後合併症の予防や重症化を防ぐことにつながる。学生は手術体験が殆どなく手術後患者の状態をイメージできないことから、具体的な理解を促進するために、アセスメントのポイントを解説した教材を作成することが必要である。また、その後行う実習においてアセスメント力・看護技術実施能力の向上が期待でき、リアリティショックを低減する効果があると考える。 内容は以下の5点である。

1.手術直後の呼吸・循環・意識レベルの観察

2.ドレーンの観察

3.深部静脈血栓症の援助

4.早期離床の援助

5.術後せん妄の援助

支援内容 作成費用、技術的支援、教材作成方法のアドバイス
教材の完成度 教材作成の技術面で多々ご助言頂きましたお陰で、当初計画よりも質の高い教材が完成しました。学生たちのリアリティショックを緩和させるべく講義・演習の教材であると期待できます。臨床で撮影した静止画・動画を編集し、説明書きや注釈を加えてわかりやすくなり、学生が理解しやすい構成であると思います。また、柔らかな色調とデザイン、ところどころにイラストを加えて下さいましたので、学生たちが周手術期看護のイメージを明るく捉えることに繋がるのではと期待できます。
感想など 技術面・これまで積み上げられたノウハウから、ご助言や実際の編集作業をしていただきましたことで、新しい教材作成を具現化出来たと思います。メールでのやり取りで意思疎通が十分に出来ない時には、直接お会いすることやお電話する機会を得られたことで、イメージを具現化することが出来たと思います。 本学学生へ求める学習達成度到達に向けて、教材内容のニーズや課題は時代とともに変化します。市販品では賄えず、かつ自分たちで作成することは技術面では叶わないといったジレンマを、この支援制度で解決でき満足しています。